レトリバーのマロン

2014年04月13日

 うさにぃ at 00:44  | Comments(2) | 雑感
父の命日を過ぎて

ふと思い出したのは

父と仲が良かったレトリバーのマロン。

多久の祖母が住む実家に介護のため

1人で行っていた父。

隣のマロンも父のことが大好きで

鎖をどうにか外しては父のところへ脱走していた。

父と祖母がそれぞれ入院してからは

月1回、掃除に訪れる私と母に会うのを楽しみにしていたマロン。

ちょっと離れた駐車場に車を止めると、

それに気づいて尻尾を振っていたマロン。

別れを言って帰るときは拗ねるように横目で見ていたマロン。

月一で多久の家を訪れていたのですが

祖母と父がなくなってからは

マロンも元気がなさそうでした。

それでも、車を止めると、

尻尾を振ってくれて歓迎してくれ、

帰りはすねて、こっちを見てくれないときもありました。

尻尾振るのはいいのですけれど

そのたびにおしっこをしているところで尻尾を振るものですから

おしっこがぴっぴぴっぴとんで来ておりました。

毎月毎月、『マロンちゃん、来月また来るからねー。元気にしとかんばよー。』と

言って別れていました。

そして次の月、

だんだんやせ細りながらもマロンは待っててくれました。

あるとき、長男と多久に行ったとき

マロンのやせ様に気づき また弱り様に気づき

元気にしとかんば  なんてとても言えないなーと思い

ついに「もうよかよ、マロンちゃん。頑張らんでよかよ。楽にしてよかよ」と

言ってやりました。

元気にしとかんばよ の言葉で

1ヵ月間 頑張って頑張って待っててくれているように思えたからです。

そして、その1ヵ月後、

マロンちゃんは帰らぬ人(犬)となっていました。

今ではたぶん、

大好きだった父と あの世で楽しく遊んでいるんだろうなーと

思っております。

本当に優しいレトリバーでした。

今でもレトリバーを見ると

ついついマロンちゃんに見えてしまいます。  


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